エイサー用語

エイサーの中で最も重要な役割で、地謡または地方(じがた)と呼ばれ、地域によって違いはあるが主に造花をつけたクバカサを深くかぶり三線を担当する。
青年会OBや、地域の先輩方から選ばれる。

チョンダラーの中には、2人1組となり大きな酒甕を担ぐ彼らがいる。
一昔前までは、青年会の資金代わりに各家から酒を頂きまわったという。

チョーギナー、サンラーとも呼ばれる彼らは、棕櫚で編んだ丁醤髷かつらを被り、奇妙な化粧で滑稽踊りをする。いつもおどけてばかりにみえるが、実は踊り手達を鼓舞し、隊列を整えるという立派な役目を果たす。

エイサー大会や祭りになると、エイサー集団の先頭を行くのは、エイサー集団の名前入りの旗を持つ旗頭。
彼等は腰を落としずしりと重い旗を持ち、上下に揺らして舞う。

小型で片面に皮が張られている。パランという乾いた音が特徴で繊細で流麗な踊りが特徴、様々な隊形や隊列を変化させながら踊る。

パーランクーエイサーや締太鼓エイサーには、音にメリハリをつける大太鼓のパートが存在する。全体の流れを把握しているリーダー的な役割。

エイサーは本来、男性の手踊りが中心の舞だった。
戦後、各地でコンクールなどで競われるようになり、女性達の手踊りが登場した。
今でも男性で手踊りをする集団もある。

太鼓の重さで反動をつけたダイナミックな動きと、響きが魅力だ。
主にアップテンポの曲が多く円や列の隊形で踊る。