いしゃなぎら青年会
いしゃなぎらソーロンアンガマ会長 石垣 英作
わしたシマ
いしゃなぎら(字石垣)は石垣島の南西部市街地に位置し、人口は凡そ3,700人、世帯数は1,700です。
字民の心の拠り所である「宮鳥御嶽」は島内でもめずらしく昔良き姿を現在でも残しています。
古くから「八重山いしがき島の元」と言われ、「宮鳥御嶽」を中心に人々が集い今日の文化の薫高き四ヶ字(登野城、大川、石垣、新川)の総称として発展をとげました。
わした団体
私たち、いしゃなぎら青年会員は高校生を含め凡そ40名、また構成員は島人だけでなく、島が好きで移住してきた県外出身者や、国際交流員として活躍する国外出身の青年など、育った環境は全く違えども、地域が好きで地域活動・青年会活動に惚れ込んだ人々で構成されています。
私たち若い世代に元気がないと地域活性化は始まらない、との基本的な考えから、地域の元気の源となるべく伝統行事である豊年祭、ソーロンアンガマの活動はもとより、「いしゃなぎら青年文化発表会」、「南の島の氷灯ろう祭り」を開催しています。昨年は「10周年記年 南の島の氷灯ろう祭り」においては5年ぶりに八重山で人工雪を降らせ、八重山の子供たちに雪遊びを体験してもらいました。
平成20年度には27年ぶりの「結願祭」、昨年は67年ぶりの牛祭祀「ウシィヌニガイ」の復活に字会とともに取り組んできました。また今年は127年前に字石垣で演じらていた、組踊「雪払い」を復活させ、これからも地域を盛り上げていくため、日々練習に励んでいます。
芸能の解説
※いしゃなぎらアンガマ
ソーロンアンガマは旧盆に八重山地方で青年会により開催されている行事です。
元来士族階級層の行事だったものが、明治以降農民層にも広がり、現在も島の各青年会によって受け継がれているものです。
ウシュマイ(翁)とンミー(媼)がファーマー(花子)と呼ばれる子孫を引き連れ、地域内の招待された家々を廻り、踊りや珍問答を繰り広げます。
ウシュマイとンミーは、この世の精霊をもてなし、イキグショー(現世)の人々に様々な物事を教授する使命もあります。
出場への抱負
いしゃなぎらアンガマを旧盆時期以外で島外にて演じるのは平成17年度国立劇場出演と2年前の第44回青年ふるさとエイサー祭り以来となります。
沖縄本島の旧盆時期の光景とは違った八重山ならではの旧盆行事の雰囲気を、ご来場の皆さまもぜひ味わっていただければと、青年一同気合を入れて演じようと思います。
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